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写真集「漂泊の視線」

訪れた土地の特色を表現したり人の生活や気配が感じられる作品を創りたい

名前:安藤 浩紀様

愛用カメラ:キヤノンEOS1

写真歴:32年

写真集名:漂泊の視線

所属:キヤノンクラブ、樹の会、 グルッペ・レアリテ

Q1.写真を始めたきっかけは?
30年以上も前のことなので、あまり、はっきりと覚えていません。
記憶を辿りますと、私が写真と初めて関わったきっかけは、小学生の時、『フジペットEE』というカメラを親にねだって買ってもらったことだと思います。暫くの間は写真を楽しんでいましたが、いつの間にか興味を無くしてしまったようです。
それから、十数年経過した大学生の時、再度、シャッターの音が懐かしくなったのでしょうか。
Q2.風景(静物)と人物(動物)、どちらを撮ることが多いですか?
何でも撮ります。なかでも、風土写真が大好きで、厭きることがありません。
Q3.その理由は?
写真を趣味として再開した当時、たまたま、勧誘されて加入した写真クラブでは、二科会会員の先生が風土写真を主体に指導されておりました。先生が亡くなられた今でも私は、その教えを守っているわけですが、いつのまにか、自分のライフワークになりました。
Q4.撮影時に心がけていることはありますか?
訪れた土地の特色を表現したり、また、人が写っていなくても、人の生活や気配が感じられる作品を創りたいと心がけています。
Q5.今、お使いのカメラ機種は何ですか?
主にキヤノンEOS1を愛用しています。
Q6.それを愛用されている理由は何ですか?
写真を再開するにあたって、珠算塾のアルバイトで貯めたお金で、当時、一眼レフとしては、最高級のキヤノンF-1と純正レンズ2本を思い切って購入しました。それ以来、数多くのキヤノン製カメラやレンズを愛用し続けた結果、キヤノン製品には、全幅の信頼を置くようになりました。現在、愛用しているEOS1も愛着があり、その性能や機能には、大変、満足しています。
Q7.デジタル一眼レフに興味はありますか?
今のところ興味はありません。
将来的には、移行せざるを得ない時期が来るかと思いますが、現在、楽しんでいる白黒写真には何の不満もありませんので、このまま続けていきたいと思っています。なぜなら、真剣勝負のような白黒フィルムの現像とバットの中の白い印画紙からフワーと浮かび上がってくる画像を見たときの感動は、作品創りに対する緊張、興奮及び喜びであり、これらの醍醐味をデジタルでは、決して味わうことはできないと思います。
Q8.撮影時の苦労話を教えてください。
これが、苦労話と言えるのかどうかわかりませんが?…
毎年、冬には、二泊三日の行程で、雪を求めて、写友と大好きな越前海岸から湖北地方を巡ります。生憎、勤め人のため、予め、日程を決めて行かなくてはなりませんので、天候は当日の運次第です。最近の地球温暖化の影響のせいか、かつては、豪雪地帯であった湖北地方も例外ではありません。年々、降雪量が減っているため、(当地で生活されている人には、誠に申し訳ありません)まったく、雪景色に出会えなくなり、不満足な撮影行となっています。(本音は、何十年と続けても、ちっとも上手くならない撮影と暗室技術です)
Q9.これから撮りたいと思っている被写体はありますか?
今までどおり、自分の好きな風土写真を撮っていければ幸せです。
Q10.最後に、できあがった写真集を見てひとこと!
掲載の作品一枚一枚には、私の思い出も含まれています。何れも愛着のあるものばかりですし、白黒写真ですが、仕上がりの色には、大変満足しています。